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はな

Author:はな
中身がアレなので内容もソレな感じです。ねこ奴隷。

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読書記録 そのさんじゅうなな

ジウ〈1〉―警視庁特殊犯捜査係 (中公文庫)ジウ〈1〉―警視庁特殊犯捜査係 (中公文庫)
著者:誉田哲也
対照的なふたりの女性警察官が主人公なのですが、どっちもありえねー感情移入できねー(笑。捜査や訓練活動はほとんどアクション。警察では絶対であろう階級も無視。それぞれプチロマンスあり。犯人はサイコ。

次の事件への展開が偶然に頼りすぎだとは思いますが、構造は結構凝ってます。犯人のプロフィールもなかなか興味深く、警察小説・犯罪小説として面白くなる要素はあるんだけど、重心が事件ではなくふたりの女性警察官を描くことにあるので、事件自体はお手軽に書かれてるのが残念。これでヒロインが魅力的ならいいんだけどなぁ。

ジウ〈2〉―警視庁特殊急襲部隊 (中公文庫)ジウ〈3〉新世界秩序 (中公文庫)ジウ〈2〉―警視庁特殊急襲部隊 (中公文庫)
ジウ〈3〉新世界秩序 (中公文庫)
著者:誉田哲也
最初の 1 冊を読んだ時はここまで壮大な話になるとは想像してませんでしたが、結局三部作として完結。

ⅡがまさかⅢへの繋ぎだとは思ってなくて、騙されたー!と思ったもんですが、Ⅲを読み終わってすごく満足できました。できればもうちょっとサバイバル的な描写があれば良かったなと思うけど、それは欲張りということで。

ジウが何を伝えたかったのか、美咲の想像でしかないけど、それが明らかにされた瞬間はちょっと込み上げるものがありました。そしてそれを語った相手が最初の事件の被害者である利憲くんだってのがまた小憎たらしいナイス演出。

ハング (中公文庫)ハング (中公文庫)
著者:誉田哲也
人死にすぎ。嫌いじゃないけど。キッカケというか発端となった事件はニュースで流れても次の日には忘れてしまいそうなものなのですが、そこから日本中を動かす事件に発展する展開力はさすが誉田さんという感じ。

主人公の相棒にあたる人物の設定というか能力がちょっと都合よすぎだなとは思うものの、徐々に事件の背後にあるものが見えてくる流れはテンポよくて引き込まれました。しかし最後の最後で明かされる黒幕の目的があまりにも現実的すぎて一気に目が覚めました。いきなり空気が変わったという意味で。

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読書記録 そのさんじゅうろく

ニサッタ、ニサッタニサッタ、ニサッタ
著者:乃南アサ
自分に合わないだのやりたいことと違うだの、何かと理由をつけ辞めグセを付けてしまった男が底辺まで落ち、なんだかんだでようやく本当にやりたいことと大切なものが何なのか気付く…という腹立ちまくりな物語でした。

腹が立ってしまうのは私も似たようなものだから。運が悪い人っていると思う。地道に頑張ってるのに自分の力ではどうにもならないことでその頑張りが報われない人。でもこの主人公や私はそうではなく、紛れもなく「自分のせいで」なんだよなぁ。しかもそれが分かっていながらついつい調子に乗ってしまう。根っからのダメ人間。

アクセス (新潮文庫)アクセス (新潮文庫)
著者:誉田哲也
第 4 回ホラーサスペンス大賞特別賞受賞作。なんだかいろんなモノが混ざっている感じ。前半は見えない敵に追い詰められるという恐怖とスプラッタで、後半は精神方面と言っていいのかな。

う~ん、これで 300 万かぁ。サスペンス要素もないし、ちょっとレベル低くないですか。こんなに文句を言うのは、この作品の前に読んだ『ダークサイド・エンジェル紅鈴』が結構面白かったので期待しちゃったからです。それだけです。

春を嫌いになった理由(わけ) (光文社文庫)春を嫌いになった理由(わけ) (光文社文庫)
著者:誉田哲也
全然共通性のなさそうな 3 つの視点で進む物語を、上手くひとつに繋げたなー。読んでいて、なるほどねーと思いました。ミステリーというよりファンタジー。

こういう FBI の捜査にも協力する超能力者が未解決事件の謎に迫る!みたいな番組を見ていて、胡散臭いなーと思うわけで、瑞希が「やらせ」かどうかで疑心暗鬼になる気持ちに共感。まぁ胡散臭いと思いながらも結局いつも見ちゃうんだけど。

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読書記録 そのさんじゅうご

新参者新参者
著者:東野圭吾
加賀恭一郎シリーズ。このシリーズは私を裏切らないなぁ。

今回は連作短編集のようでありながら実は長編という形なのですが、事件そのものは(いやな言い方ですが)何の驚きもない単なる殺人事件なので、ミステリ成分はほとんどないものの、その代わりにこの形を取ったことで加賀の目を通して描かれる街と人にしっかりと血が通い、あたかも自分もこの街を歩いているかのような気持ちになりました。

加賀が(一見捜査に見えない)捜査をする過程で出会う人々それぞれにそれぞれの事件(物語)があって、その積み重ねで読後感は爽やかながらもずっしりでした。

元禄百妖箱元禄百妖箱
著者:田中啓文
田中さんの歴史小説(笑)は本当に面白いなぁ。ちゃーんと史実通りの結末に落ち着くんだけど、そこに至る過程が馬鹿すぎる(褒めてます)。いわゆるトンデモ設定なのですが、妙に説得力があるトンデモで、こういう解釈もロマンがあっていいかもなーとすら思わせるのはすごいです。

ていうか田中さんは「大石内蔵助」が好きなの?それとも嫌いなの?
絶対好きだと思うけど(笑。

誘魔 (R/EVOLUTION 8th Mission)誘魔 (R/EVOLUTION 8th Mission)
著者:五條瑛
サーシャが一言も喋らない(ある人物の語りの中でのみ登場)なんて…(絶望)。その分キラが全編通して活発に動いてたのでそれなりに満足はしましたが、何やら uk-X の行く末に怪しげな雲が掛かっているようで心配です。これまでの話で重要な役割を担っていた人物も死んだり壊れたりし始めてるし…。

残り少なくなってきたというのに、未だこの物語がどこへ向かっているのかゴールの尻尾すら見えないわけですが、すみれや亮司が苦しまないといいなぁと思います。

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読書記録 そのさんじゅうよん

6TEEN (新潮文庫)6TEEN (新潮文庫)
著者:石田衣良
前作にあたる 『4TEEN』 は結構感動しながら読んだ記憶があるのですが、今作はイマイチ…ていうかもうこの人こっち方面は出がらしどころか搾りかすしか残ってないって感じがします。

何を書いても IWGP のようでありながら当然あの圧倒的なグルーヴはなくて、しかもはっきり言って中年男になった石田衣良の「現在(と書いてリアルと読む)」の切り取り方が気持ち悪い。この人の物語は「石田衣良」が出すぎなの。読みながら常に「時代に敏感で若者の気持ちがわかる俺」に酔ってる石田衣良がチラつくのです。それが非常に気持ちが悪い。

ビッチマグネットビッチマグネット
著者:舞城王太郎
「ビッチマグネット」って何だろう?と思ったけど、まんまでした(笑。

舞城さんはやっぱすげーや。一般向けでありながらも隅から隅まで舞城王太郎だもん。スピード感や残虐描写、そしてエロこそ少ない(物足りない)ものの、しっかり舞城王太郎が詰まってました。最後の一行ってか一言とか震えたもんね。それでいてやっぱりちゃんと一般向けなの。

ちなみに私の中の一般向けとは「その人が本来持っている溢れる個性をちょっぴり抑え目にし、ファン以外の人でも読めるように内容や文体を読みやすくしたもの」という定義です。あー面白かった。幸せ。

空色メモリ空色メモリ
著者:越谷オサム
あー、やっぱりこの人大好きです。ヘンな言い方だけど、肌が合う(笑!

内容は冴えない男子高校生の目線で語られるごくごく平凡な高校生活+最後にちょっとしたアクションがあるというものなのですが、そのごくごく平凡な高校生活が懐かしいというよりも愛おしいのです。平凡な高校生たちが可愛くて仕方がないのです。

越谷さんの本っていつもそう。とにかく登場人物がみんな愛おしく、そして瑞々しいのです。私の中の「越谷オサムにハズレなし!」説は引き続き、継続されることとなりました。

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読書記録 そのさんじゅうさん

製鉄天使製鉄天使
著者:桜庭一樹
『赤朽葉家の伝説』に登場する赤朽葉毛鞠が描いたマンガのノベライズという設定で、そのマンガのモデルとなるのは赤朽葉毛鞠の体験そのものなので、展開やら何やらは毛鞠の体験として既知のものだったにも関わらず、面白かったです。

ていうかこれマンガで読みたい。誰に描いて欲しいとか具体的な想像はできませんが、読みながらコマ割りが自然に浮かんできて、「これ絶対見開き 2 ページ使ってドーーン!だよなぁ…」とか思いながらの読書はすこぶる楽しかったです。

プリズン・トリックプリズン・トリック
著者:遠藤武文
表題から某アメリカドラマを想像してしまったわけですが、あちらが脱獄不可能といわれる刑務所から脱出する物語なのに対し、こちらは刑務所という密室で殺人を犯す物語です。

わざわざ刑務所という特殊な空間で犯罪を犯した「理由」を含めて発想は面白いのではないかと思う。でも肝心の「トリック」が、これをトリックとは認めたくないというのが正直なところです。実際にこれが実行可能なのかどうかは別として、全くときめかないんだもの。

後悔と真実の色後悔と真実の色
著者:貫井徳郎
前半は警察という組織特有の人間関係も含めたストレートな警察小説、視点となる人物の属性が変わる後半は犯人へ至る推理の過程を描くミステリ小説としての要素が強く、一粒(一冊)で二度美味しい的な作品です。結構な人数が登場しますが、それぞれしっかり描き分けられてるのはすごいなと感心しきり。

貫井さんといえばラストのどんでん返しですが、今作はアッサリめ。でもきっと貫井さんはそういうつもりで書いていないかなと。謎解きよりも人間ドラマに重きを置いて書かれたのだと思う。だから、どんでん返しがなくとも充分読み応えがありました。

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